先日、とある案件でWordPressにPayPal決済を導入しました。
その時に調べた内容をメモとして残します。
この記事の目次
PayPalの決済方法設定は大きく2パターン
PayPalの決済方法設定には、スタンダード チェックアウトとエクスプレス チェックアウトの2パターンが存在するみたいです。
スタンダード チェックアウト
- HTMLを利用する
- PayPal上で決済を行う
- PayPal決済完了後に、受領者にmailが飛ぶ
エクスプレス チェックアウト
- APIを利用する
- 受領者のwebサイト上で決済を行う
- 決済フローは受領者の思いのまま
※後述しますが、APIの中でもまた3種類にわかれてます。
PayPal APIについて
WordPressのプラグインなどで、WordPress上で決済周りの修正ができるなら、それはAPIを利用して設定したPayPalアカウントの管理画面を見たり、API経由で修正を行っている。
WordPressのプラグインで生成される決済フローはすべてエクスプレス チェックアウトと見て間違いないと思います。
スタンダード チェックアウトは、PayPalの管理画面の個人設定から、販売ツールの中のPayPalボタンによって生成できる決済方式のようです。
PayPalについてのドキュメント
ペイパル エクスプレス チェックアウト インテグレーション ガイド
ペイパル エクスプレス チェックアウト インテグレーション ガイドなるものが公開されています。
エクスプレスチェックアウトの導入方法や特徴、要件定義や関連APIまで各種のわりと細かいことまで網羅されたガイドです。
ペイパル エクスプレス チェックアウト インテグレーション ガイド
とりあえず導入するとなったら、全部モノクロコピーして読み込むことをおすすめします。結局決済周りは事故ると死ぬことになるので、苦痛は早めに味わっておくべきでしょう。
PayPal API デベロッパーガイド
PayPal NVP (Name-ValuePair) APIのより技術的なAPIの動作などの細かい挙動について書いてあるガイドです。なかなかに膨大なテキストです。
基本的に、WordPressの公開されているプラグインを利用してPayPal決済を実装しようとされている場合には、必要になることは無いと思ってよい資料ではあります。
ちなみに、参考になった記事も紹介しておきます。
PayPal APIについて調べてみた
http://www.qript.co.jp/blog/technique/2505/
※目がチカチカします。
WordPressを利用したものではないのですが、PayPal決済の導入の流れがわかりやすく図解なども入れながら説明してありますので、とても参考になりました。
ただ、やや技術者向けです。
その他、PayPal APIについてわかったこと。
2013年にAPIが一新されている。
それ以前の記事は、あまりアテにしないほうがよいかも。
下記の内容は、上で紹介した「PayPal APIについて調べてみた」でも説明されている内容です。
PayPal API は大きく3種類
Mobile SDK
字のごとくモバイル用のAPIです。
Rest APIs
クレジットの決済周りを自作できる。(DBはPayPal持ち)ただ、日本では法律の問題があり実装不可
なにやら、日本がクレジットカードの直接取引?ができない国だから、というのが理由にあるらしいです。
ちょっと、法律のところは詳しくないので説明はできませんが。。。
どちらにせよ、クレジットカードの導入には、各信販会社の審査が必要になるのと、年間の年会費やら手数料が発生するので、個人事業や信用の薄い法人だと厳しい話になるようです。
Classic APIs
いわゆる昔からあるAPIで、安定版って感じです。
一回の決済処理(エクスプレスチェックアプト)や、定期課金といったことができます。
http://paypal.github.io/#merchant
ちょっと余談ですが、PayPalの支払いのことを調べていて、初めてしった小ネタ。
海外のカジノについてなのですが、今では世界各国のカジノで支払いにクレジットカードが使えるらしい(恐ろしい話です。。)のですが、日本製のクレジットカードだと多くの場合決済ができないらしいです。。