世界的な名著である「頂きはどこにある?/スペンサー・ジョンソン」を紹介します。
この本は、僕が本を読むのが好きになったきっかけにあたる本です。
20歳のときに、当時の会社の代表の方にオススメされて、この本に出会いました。
この記事の目次
頂きはどこにある?のあらすじ
頂きはどこにある?は、大部分がとある青年のお話になります。
カンタンにあらすじをお伝えすると、
谷に住んでいた青年が、山で暮らしていた老人に出会い【山と谷の法則】を教えてもらいます。
山と谷の法則を知った青年が色々な経験を通して、成長していく物語になります。
挑戦する人生において、だいじなこと
頂きはどこにある?の中では、様々な山と谷の話が出てきます。
その中から、僕が好きな箇所を少しだけ抜粋して紹介したいと思います。
誰の人生にも「山と谷は存在する」
山と谷はただ順境と逆境のことをいうのではない。
外部の出来事を心のなかでどう感じ
どう対応するかということでもある。
【出典:頂きはどこにある?・扶桑社・25p・2009 】
変えられるのは、自分の本能とそれに付随する、自分の行動
「与えられた環境をどう活かすのか」それは自分次第ということです。
山とはなにか
山とは、自分が持っているものに感謝するとき。
【出典:頂きはどこにある?・扶桑社・31p・2009 】
人間、いい時にはどんどん有頂天になり、「もっと上手くやれる」「自分ならうまくいく」と過信してしまう事があります。
その状態は、新しい行動に繋がるので一時は良く転ぶこともあります。
ですが、それは自分の今の状態を客観的に捉える目を奪い、危うい壊れそうな橋までも豪華絢爛な道に見せてしまいます。
常に、物事の真実を見誤らないためには、今置かれている状況に「感謝」をすること。
「今、ココに居れる理由」を忘れないこと
谷とはなにか
谷とは、失ったものを求めるとき。
【出典:同上】
谷とは、恐怖心だ。
【出典:頂きはどこにある?・扶桑社・77p・2009 】
逆境とは順境の逆で、不運で思うようにならない状態のことを指します。
つまるところ「自分はダメだ」「何をやっても上手くいかない」そんな気持ちになってしまいます。
ただ、辛いときに辛くなるように振る舞ってしまっては、その辛さから抜け出すことはできません。
谷で曇ってしまった目を取り戻す方法は「明瞭なビジョン」を思い描くことです。
大切なことは「真実」を見極めること
今、身の回りで起こっている出来事を、自分のバイアスを通さずに”事実と感情を分けて理解”する。
まとめ
この本は、冒頭でも書いたとおり、僕の人生に大きな影響を与えた一冊です。
あっさりとした内容で、読み返しやすいので常にバッグに入れて持ち運んでいます。
毎度、読み返しているわけではないのですが、
ふと、目に入るところに置いておくだけでも自分の意識づけになるから、というのが理由です。
この本があったから、僕は僕の目標を以前よりももっと明確にすることができたし、
この本のおかげで、人生の大きな浮き沈みに対して、少しはゆとりをもって対応することができるようになりました。
論文のような分厚い内容でもなければ、何万円もする情報商材のようなノウハウ本という類ではありませんが、
「なんとなく、今の生活にパッとしない、漠然とした悩み」を持たれているのであれば、
ぜひ一度、手にとって頂きたい一冊です。