※こちらの記事はOS Xユーザーを対象に記載しています。
こんにちは、中村です。OS X上でローカル開発環境を設定する方法についてご紹介します。
今回の記事の内容は、dotinstallさんの「ローカル開発環境の構築 [Mac OS X編] (全9回)」を参考にさせていただいています。
webサイト制作やwebサービスなどでコーディングを行うなど、自身のPC上にローカル開発環境を作ってテストを行うことがあると思います。HTMLやCSS、JavaScriptなどのフロントエンドで完結する場合は、デスクトップにファイルを保存するだけで問題はないのですが、バックエンドの処理が必要な場合はそうはいきません。
そういったときのために、ローカル上でもバックエンドの処理が稼働するような開発環境を整える必要がありますので、今回はローカル開発環境の構築方法をご紹介します。
この記事の目次
OS X上に仮想サーバーを作る
今回は、VirtualBoxというソフトを使いMacのPC上にもう一つ、centOSというOSを導入した仮想サーバーを作成します。CentosにはいわゆるエクスプローラーやFinderのようなUIが存在しないので、ターミナルといわれる黒いコードだけが書かれているアプリを利用して環境を構築することになります。
VirtualBoxのインストール
OS Xの中で仮想サーバーを作るためのVirtualBoxというアプリを導入します。
VirtualBox は、使用している PC 上に仮想的な PC を作成し、別の OS をインストール・実行できるフリーの PC 仮想化ソフトです。
例えば使用中のパソコンが Windows 7 だったとしましょう。PC 仮想化ソフトを使うと、その Windows 7 上で Windows 8 や LinuxOS を動作させることができます。
【出典:VirtualBox とは?・http://jukenki.com/contents/other/virtualbox/about-virtualbox.html・2015/11/14】
公式サイトからVirtyalBoxをダウンロードします。
設定はデフォルトのままで問題ありません。そのままインストールを完了させてください。VirtualBoxで仮想のサーバーを作成して、その中の環境を整えたりしてくれるのがvagrantというイメージです。
vagrantのインストール
vagrantは一言でいうと、めちゃくちゃ簡単に開発環境を構築できるツールです。
設定はデフォルトのままで問題ありません。そのままインストールを完了させてください。余談ですが、このvagrant公式サイトのデザインがすごく好きです。
CentOSの立ち上げ
Macからターミナルのアプリを立ち上げましょう。ついにあの黒い画面とのご対面です。
いくつかディレクトリ(フォルダ)を作成します。
ターミナル mkdir MyVagrant // MyVagrantというディレクトリの作成 cd MyVagrnat // MyVagrantというディレクトリへの移動 mkdir mycentos // mycentosディレクトリの作成 cd MyCentos // mycentosへの移動 vagrant init chef/centos-6.7 // 初期化 vi Vagrantfile //Vagrantfileの修正
Vagnratfileを修正する画面に切り替わります。vimではテキストの編集方法が特殊です。ご注意ください。
Vagrantfile # Define a Vagrant Push strategy for pushing to Atlas. Other push strategies # such as FTP and Heroku are also available. See the documentation at # https://docs.vagrantup.com/v2/push/atlas.html for more information. # config.push.define "atlas" do |push| # push.app = "YOUR_ATLAS_USERNAME/YOUR_APPLICATION_NAME" # end # Enable provisioning with a shell script. Additional provisioners such as # Puppet, Chef, Ansible, Salt, and Docker are also available. Please see the # documentation for more information about their specific syntax and use. # config.vm.provision "shell", inline: <<-SHELL # sudo apt-get update # sudo apt-get install -y apache2 # SHELL # config.vm.network "public_network" end
36行目(vim上には行数表示はありませんが)を下記に修正する
Vagrantfile # config.vm.network "public_network"
Vagrantfileの修正が完了したらvagrantを立ち上げましょう
vagrant up // centosが立ち上がる
vagrantを利用してサーバーが立ち上がりました。ついで、立ち上がったサーバーにログインしてみましょう!
vagrant ssh
php / mysql / ruby / Python / Apache / の導入
最後にいくつかのアプリの導入を行います。冒頭でも説明しましたが、今回はdotinstallを参考にさせていただき、もっとも簡単な方法としてdotinstallさんのgitを参照して導入を進めたいと思います。
gitというアプリをインストールします。
sudo yum -y install git
gitのdotinsttallさんのレポジトリを活用し、一気にphpをはじめとしたアプリのインストールを行います。
git clone https://github.com/dotinstallres/centos65.git cd centos65 ./run.sh // 色々インストール
ここまで完了したら、一度ログアウトして導入が完了したかどうかを確認します。
exit // ログアウト centos suspend // centosのシャットダウン php -v // phpのバージョンを確認する mysql --version / mysqlのバージョンを確認する python --version / pythonのバージョンを確認する ruby -v / ruby
ここまでで、ローカル開発環境の構築は完了です。
Cyberduckの設定
設定はデフォルトのままで問題ありません。そのままインストールを完了させてください。VirtualBoxで仮想のサーバーを作成して、その中の環境を整えたりしてくれるのがvagrantというイメージです。
新規接続
- SFTPに設定する
- サーバー名はターミナルで「ip a」で設定
- パスワードは「vagrant」
- パスは「/var/www/html」に指定する
おわりに
gitで用意していただいているのはとてもありがたいですね。。いずれ自分でphpなどの導入ができるようになりたいですが、勉強ですね。。