Bitnami LAMP/Wordpress の不要なcacheを消す方法
bitnamiが公開しているapplication、開発環境をカンタンに構築できるので利用されている方も多いと思います。
ただ、環境の設定まではカンタンなのですが、cacheがなかなか消えずアップロードがなかなか反映されずに困った方もいるのではないでしょうか?
このcacheを可能な限り最小化する方法を紹介します。
※この記事では、Google Cloud PlatformのCloudLauncherでデプロイしたBitnami applicaionを元に説明しています。予めご了承ください
この記事の目次
Bitnami LAMP/Wordpressでキャッシュができている理由
原因その1Google PageSpeed Moduleが有効化されている
PageSpeed Moduleって?
PageSpeed ModuleはWebサイトのロードタイムを高速化するためのツールです。
PageSpeed Moduleをサーバーにインストールし適切な設定を行うことでWebサイトをほとんど調整することなくHTML,CSS,JS,画像などを自動で最適化してくれます(自動化の度合いにより調整は必要になることがあります)。【自動化】PageSpeed ModuleでWebサイトのパフォーマンスチューニング #1 インストール編|Developers.IO
原因その2PHP.iniのキャッシュ設定が有効化されている
キャッシュを無効化する方法
まずは、gcloudコマンドでterminalからインスタンスにアクセスします。
$ gcloud compute --project "YOUR PROJECT ID" ssh --zone "YOUR ZONE" "YOUR INSTANS NAME"
Google PageSpeed Module を無効化する
Google PageSpeed Moduleの設定ファイルが保存されているディレクトリに移動します。
$ cd ./stack/apache2/conf
設定ファイルが保存されているディレクトリに移動します。
httpd.confファイルの中で、pagespeed関連のファイルがincludeされているので、
そのファイルの呼び出しをコメントアウトして、PageSpeed Moduleを停止します。
$ vi httpd.conf
title="変更前"] Include conf/pagespeed.conf Include conf/pagespeed_libraries.conf
title="変更後"] # Include conf/pagespeed.conf # Include conf/pagespeed_libraries.conf
保存して、
PHP.iniのキャッシュ設定を無効化する
PHPの設定ファイルが保存されているディレクトリに移動し、php.iniファイルを編集します
$ cd ~/stack/php/etc $ vi php.ini
title="変更前"] opcache.enable=1 opcache.enable_cli=0
title="変更後"] ; opcache.enable=0 ; opcache.enable_cli=0
apacheの再起動を行います。
$ cd /opt/bitnami $ sudo ./ctlscript.sh restart apache