無料で利用できるSERPOSCOPEを、Webサーバーで運用するための手順を紹介します。
この記事の目次
SERPOSCOPEとは
無料で利用できる検索順位チェックツールで、登録したキーワードのGoogleでの検索順位を監視して、登録したウェブサイトのランキングを可視化してくれます。
オープンソースになっていて、カスタマイズしてbuildすることも可能なようです。
サーバー環境
- Debian 9.4
- Apache/2.4.33
- JDK 1.8.0_171
- SERPOSCOPE 2.9.0
今回は、GCPのCloud Launcherの「LAMP Certified by Bitnami」を使ってインスタンスを建てました。
Java8 をインストール
SERPOSCOPEを動かすためには、Java8が必要です。
debian 9に java8 をインストール
sudo apt-get install default-jre java -version
How to Install Java 8 on Debian GNU/Linux 9 (Stretch)
SERPOSCOPEのダウンロード
wgetでSERPOSCOPE 2.9.0のjarファイルをダウンロードします。
wget https://serposcope.serphacker.com/download/2.9.0/serposcope-2.9.0.jar
動くかどうかチェックします。
sudo java -jar /HOMEDIR/serposcope-2.9.0.jar
Apacheの設定を調整
リバースプロキシを設定して、外部IPやドメインでアクセスされた時に、
ローカルIPアドレスへのリクエストを返すようにする。
Apacheの設定ファイルを変更します。
※私はGCPのCloud Launcherの「LAMP Certified by Bitnami」でインスタンスを建ててるので、環境によって設定ファイルの名前やディレクトリが変わります。
sudo vi /HOMEDIR/stack/apache2/conf/bitnami/bitnami.conf
<VirtualHost _default_:80> DocumentRoot "/opt/bitnami/apache2/htdocs" ProxyPreserveHost On ProxyPass / http://127.0.0.1:7134/ ProxyPassReverse / http://127.0.0.1:7134/ </VirtualHost>
上記のようにport:80のリクエストに、localhost:7134のレスポンスを返すように設定します。
SERPOSCOPEをsystemdでデーモン化
SERPOSCOPEを立ち上げっぱなしにするためにデーモン化します。
サービスファイルを作成
sudo vi /etc/systemd/system/serposcope.service
[Unit] Description = serposcope [Service] ExecStart = /home/keisuke/serposcope.sh Restart = always Type = simple [Install] WantedBy = multi-user.target
sudo systemctl start serposcope
参考サイト
Systemdを使ってさくっと自作コマンドをサービス化してみる
これで、外部IPアドレスやドメインでアクセスすると、SERPOSCOPEが表示されるかと思います。