道をひらく / 松下幸之助 を読んだ感想

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こんにちは 中村です。読書の秋です。最近は色んな自伝に手を出していて、Kindle本をいくつか買い込んで、会社の行き帰りや空いた時間に読書にふけっています。

今更ながら「道をひらく」を読みました

パナソニックの創始者である松下幸之助さんの本です。

松下 幸之助は、日本の実業家、発明家、著述家。 パナソニックを一代で築き上げた経営者である。異名は経営の神様。 自分と同じく丁稚から身を起こした思想家の石田梅岩に倣い、PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。
【出典:Wikipedia・https://ja.wikipedia.org/wiki/松下幸之助・2015/11/2 06:35】

日本の名著中の名著なので、知らない方は少ないと思いますが、僕はそんな本を今更読みました。。。。

その内で、心に残ったいくつかの章を紹介します。

道をひらく の心に残った言葉

仕事について

自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。
【出典:道をひらく(松下 幸之助)・PHP研究所・2012】

日々、会社勤めの人も経営者であっても、働くことはみんなに共通していることだと思いますが、その「働くということ」の意味を考えさせてくれる言葉でした。仕事というのはすべて「誰かを笑顔にする、よりよい生活をする」ためにあって、みんなを不幸に陥れる仕事なんて存在しないわけで、そう考えると確かに、世の中に「この仕事をしてくれる人がいると助かる」って状態があってこその仕事なんだな。と思いました。つまり、今請け負っている仕事はすべて、世の中にやらせてもらっているのですね。

人間の進歩について

人より一時間、よけいに働くことは尊い。努力である。勤勉である。だが、今までよりも一時間少なく働いて、今まで以上の成果をあげることも、また尊い。そこに人間の働き方の進歩があるのではなかろうか。
【出典:同上】

どうしても会社で働いていると、「長く働いている人は頑張っている」という雰囲気になってしまいます。改善に改善を重ねて、業務を円滑化して会社に利益をもたらしている人の功績が見えにくいような状態になりやすいように思います。結局、将来的にただ長い時間労働に甘んじている人と改善を重ねている人とでは、大きな差がつくのだと思いますが、僕が今いる会社でも、長く働いている人がどうしても持ち上げられるような社風になってしまっています。この問題はどうやったら解決するのかな。。

時は金なり

今日は、時は金なりの時代である。一刻一秒が尊いのである。(中略)早いけれども雑だというのもいけないし、しかも早くというのが、今日の名人芸なのである。
【出典:同上】

どんどん、クオリティの高いものが要求される時代になっていっている。という自覚を持つことはとても重要だと感じました。世の中を見渡せば「仕事は早いけれど中途半端な人」「仕事は丁寧だけど遅い人」がほとんどのように思います。

当たり前のことを完璧にやることが成功の秘訣という言葉がありますが、本当同じことだと思っていて、「誰にでもできるからないがしろにする」というのは社会人として、プロとして絶対にやってはいけないことなのだな。と強く感じました。

修正すること

射場に行って射撃の練習をすると、遠い標的の下に監視の人がいて、発射のたびに旗を振ってくれる。その旗の振りぐあいで、ねらいが的を射たか、はずれたか、また右にそれたか左にずれたかが、一目でわかり、次のねらいを修正する。(中略)考えてみれば、おたがいの毎日の働きについても、実はこんな旗がたくさん振られているのである。その中には、たとえば数字という形で、目に見えてくるものある。しかし、目に見えない旗のほうがはるかに多いのであろう。
 その見えない旗を見きわめて、毎日の成果を慎重に検討してゆくところに、仕事の真の成長があり、毎日の尊い累積がある。
【出典:同上】

これまで蓄積したものを検証して、しっかりとその次に活かす。至極当然のことでできていない方が多いのではないかなと思っています。(僕もまだまだですが・・・)人生、日々修正だと思います。良いと思ってやったことが悪い事だったり、その逆もしかり、どちらにせよ「体験・経験」をせねばわからないことだらけの様に思います。だからこそ、小さなことの起こりや変化を見逃さずに、検証に検証を重ねて、物事の判断であったり行動の精度を高めていくことに、成長があるんですね。

プロとは

プロとは、その道をわが職業としている専門家のことである。(中略)学校を出て会社や官庁にはいる。はいれば月給がもらえる。月給をもらうということは、いいかえればその道において自立したということであり、つまりはプロの仲間入りをしたということである。もはやアマチュアではない。そうとすれば、芸能界やスポーツ界の人びとと同じく、またプロとしてのきびしい自覚と自己練磨が必要となってくるはずである。おたがいにプロとしての自覚があるだろうか。
【出典:同上】

仕事をしている以上、会社やお客様から給料をもらっている。つまりプロとして働いているってことだから、その自覚を持たないといけない。ごもっともで真実だと思います。給料って色んな考え方があって他の本で「投票用紙」って例えられているのを思い出しました。一生懸命、周りに仕事の成果を通してポジティブな印象を与えている人は、もっともっと周りから票が集まってくるし、その逆もしかり、プロとしての自覚についても同じことが言えます。この本の中でファンに関する話もあったのですが、それに合わせて言うとプロの自覚が足りないと、どんどんファンも減りますよね。それと一緒なんだな。と思いました。プロとしての自覚を持とう。。

恵まれている自覚

人間というものはまことに勝手なもので、他人をうらやみ、そねむことがあっても、自分がどんなに恵まれた境遇にあるか、ということには案外、気のつかないことが多い。だからちょっとしたことにも、すぐに不平が出るし不満を持つのだが、不平や不満の心から、よい知恵も才覚もわきそうなはずがない。そんなことから、せっかく恵まれた自分の境遇も、これを自覚しないままに、いつのまにか自分の手でこわしてしまいがちである。
【出典:同上】

感謝することの大切さ。これは本当どこにいっても、誰からでも聞く言葉ですが、世の中で成功を収めている人の方が、この言葉を身にしみて使っているように思います。きっとfor youの精神が強い人が多いのかな。と解釈しています。「誰かのために」と奉仕する気持ちが強い人の方が、結局成功しやすいのだと思います。当然なことで、「自分のために!」って働いている人よりも「あなたの手助けもしたいんです!」と言ってくれる人の方が応援したくなっちゃいますからね。だからそういった人には票が集まるしファンが増える。結果たくさん投票されて周りから評価された結果。お金も笑顔も集まりやすいんだと思います。

まとめ

いいなと思う章はもっとあったのですが、この数にとどめました。できるだけ最小にとどめないと、また忘れてしかも見返しもしなくなってしまうので、、

感想としては自己啓発的な内容で、目新しいことは多くなかったのですが「松下幸之助さん」という人間の器のでかさを感じました。よりよい人生のために。なんですが、意味合いがかなり深く厚く、世界を良くしようと「あ、この人、本気で考えてるんだ。」というのが読んでいて伝わりました。言葉って不思議で、誰でも同じ文章は読めるのに、話す人によってその深さが尋常じゃないくらいに違います。僕ももっと思慮深い人間にならなきゃな。と感じさせてくれる一冊でした。

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