こんにちは。中村です。今週は務め先の会社の査定の時期なので、部下に評価のフィードバックをしなくてはなりませんが、このタイミングで声が出なくなるほどの風邪をひきました。辛いです。皆さんも風邪には気をつけてくださいね。
さて今回は、シンプルに考えればすべてがうまくいく という本を読みました。
この記事の目次
シンプルに生きれば、すべてがうまくいく!
「シンプルに」という考えかたは、僕もとても好きでよく物などを捨ててシンプルに過ごすように心がけています(意味合いが違うかも知れませんがw)。なので、この本にも賛同できる点がとても多かったなという印象でした。
それでは、本の中から特に心に残ったところをご紹介させていただきます。
自分がコントロールできるのは行動くらい
結局、自分がコントロールできることといったら、現在の、自分の行動くらいしかないことに気づきます。「自分はどうするか」くらいしか、自分でコントロールすることはできないのです。
【出典:シンプルに生きれば、すべてがうまくいく!・中経出版・2012 】
「自分がコントロールできないことに振り回されてはいけない」自分がコントロールできることに注力する。これとても大事ですよね。
この本を読んでいてふと思い出したのですが、僕の好きな「夢をかなえるゾウ」という本に、ガネーシャという関西弁を操るゾウがでてくるのですが、そのガネーシャが主人公に「環境に反応して生きてるだけ」という言葉を投げかけたのを思い出しました。
あれもそういうことだったんだな。と気付かされました。
自分がコントロールできる範囲がどこまであるのかは、行動して学ぶ必要があります。人間って誰しもが周りの環境に対してや、周りの人間の行動や言動にいちいちイライラしますよね。僕も「自分に出来ることだけに注力」できるように努めたいと思いました
モノの数
人が持つモノの量は、自分の部屋の中で、何がどこに入っているのか、すべて言えるくらいがちょうどいいんじゃないか。僕は、そう考えています。
【同上】
整理整頓って言葉がありますよね。僕は、身の回りの環境をよくできるかどうかは、9割「整理」が重要だと思っています。
整頓だけではダメな理由は、どんなに綺麗に片付けて整理しても、モノの絶対数や体積は変わらなくて、体裁を整えてよく見せている状態になるからです。それでは根本的な解決にはなりませんよね。
いくらハウツー本を読み込んでも、行動が変わらなければ何も意味はなさなくて、体裁だけ「本を読んでるヤツ」となっても、中身はスッカラカン。そんな人間に仕事をお願いしたいとは思わないってことですね。(僕が陥りそうなので自分に向けても書いてますw)
稼ぐためには金に執着しない
自分の稼ぐ力をどんどん下げていくか、どんどん上げていけるか。それは結局のところ、「時給分、働く」とか「給料分、働く」とかいう考えを捨てることから始まります。
【同上】
質問なのですが、もし自分が会社の経営者で、会社の繁栄のために従業員を雇わなくてはいけないとなった場合、次のAさんとBさんのどちらを採用しますか?
- A「前職ではやりたい事をやらせてもらえなかったので、もっと自分の好きな仕事ができそうな御社を志望しました」
- B「前職でもやりがいをもって仕事をしていたのですが、もっと自分の好きな仕事ができそうな御社を志望しました」
Bさんを選ぶ人が多いのではないでしょうか。そりゃポジティブなことしか言ってないのだから当然だろうと思われる方がいるかもしれませんが、これが日常的に起きているんですよね。
愚痴や不満というのは、知らないところで自分のネガティブな印象をふくらませるきっかけになっているんですね。少し脱線しました。
有能な人間になるプロセスとは
昔、ある人からこういう言葉をもらったことがあります。
「無能から有能になるプロセスって、基本的に失敗し続けることなんだよ」
【同上】
この本の中でも書いてあるのですが、世の中で成功している人って、打席に立つ回数が半端じゃないらしいです。つまりそれだけ多く挑戦してるから、数は打てるようになるし、徐々に精度も上がっていくんですね。
そもそもで100発100中や絶対なんてほとんど存在しない世の中だから、どんどん挑戦を重ねていくことが必要なんですね。
僕は、何か上手くいかないことや失敗することがあったときに、「自分の脳力がないからだ。」とか「今の状況、環境のせいだ」と後ろ向きな考えをしてしまうことがあります。
でも、そういったときに「今、成長するためのプロセスの中にいるんだ」と考えることができるようになれば、今よりもっと新しいことに挑戦することができるんだろうなぁと考えています。
おわりに
自分の生活を振り返ってよくよく考えてみると、シンプルに考えられていないことが多くあるな。と感じます。これからはもっと、状況に対して反応するのではなく、自分で制御するということを意識して、生きていきたいな。と思わせてくれる本でした。